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高みを目指して昇り続ける姿はまさしく“龍”が如く――「龍が如く5 夢、叶えし者」のレビューが公開されました。4人の男と1人の少女の“夢”の行く先とは・・・?

Posted by くろむ on   0 comments   0 trackback



舞台は東京/札幌/名古屋/大阪/福岡の5大都市。それぞれの街で紡がれる人間ドラマ

 本作では,シリーズファンにはお馴染みとなる東京・神室町はもちろん,「龍が如く2」に登場した大阪・蒼天堀,さらには福岡・永洲街,札幌・月見野,名古屋・錦栄町という3つの歓楽街が加わり,シリーズ最多となる5都市を舞台に物語が展開される。

 物語は章仕立てになっており,5人の主人公達それぞれのドラマを順にたどっていくことになる。
 桐生一馬は福岡・永洲街,冴島大河は札幌・月見野,澤村 遥と秋山 駿は大阪・蒼天堀,そして新しい主人公の品田辰雄は名古屋・錦栄町というように,主人公達のドラマが描かれる舞台はまったく異なっている。最終的には,それぞれのドラマ,夢,信念が複雑に絡み合い,一つの壮大な物語へと収束していくのである。

また,メインストーリーとは別に,それぞれの主人公が置かれている境遇にクローズアップした“アナザードラマ”が楽しめるというのも,特筆すべきポイントだ。

 たとえば桐生のエピソードなら,タクシードライバーの仕事を通して出会った人々との交流であったり,走り屋集団“デビルキラー”とのレースバトルなど,メインストーリーに引けをとらないほど濃度の高いドラマが描かれている。
 また,レースバトルや送迎ミッションをこなしていくと,タクシーを改造できるようになるなど,やり込み要素も備えている。

これが冴島の場合は,猟銃片手に雪山で巨大熊“ヤマオロシ”と死闘を演じているし,遥はアイドル,品田は野球と,はっきり言ってエピソードごとにまったく違うゲームを遊んでいるかのよう。
 あくまでサブ要素なので,アナザードラマを進めるかどうかは基本的にプレイヤーの自由だが,できればメインストーリーと並行してじっくり遊んでほしいところ。小さな物語の積み重ねが作品全体の魅力を引き立てるスパイスとなり,「龍が如く5」から得られる体験をより味わい深いものにしてくれるだろう。
 毎度,メインストーリー以外の部分でも「ここまで作りこむか!」と驚かされることの多い「龍が如く」シリーズだが,今回のそれはシリーズ史上最大。いよいよもって“総合エンターテイメント”として,他の追従を許さない作品になってきたという印象だ。

ダイナミックさを増した新生ケンカバトル


ヒートゲージが溜まったらすかさずヒートアクションを発動。手にしている武器や周りの地形によっても繰り出される技が変わる





 「龍が如く」シリーズ独自の“ケンカバトル”は,簡単操作でド派手に暴れることができるシステムだ。「5」では基本コンセプトをそのままに,プレイヤーキャラクターのモーションや全体の演出が大幅に刷新されている。また,敵のアクションに関しても,大技に怯えて逃げ出したり,携帯で仲間を呼んだりとリアルな行動を取るようになっているのがポイントだ。

 “ヒートアクション”は戦闘の流れを切らずに発動できるようになり,新たに“絶技”や“クライマックスヒート”が追加されたことで,ケンカバトルの迫力は大きく増した。
 遥を除く4人のキャラクターのバトルにおける操作方法自体は共通だが,戦闘スタイルもより個性が増している。オールラウンドに戦える桐生,怪力で人間を棒きれのように振り回す冴島,スピーディかつアクロバティックな秋山,武器の扱いに長けた品田と,それぞれバリエーションの異なる特徴を持っているので,飽きの来ないバトルが楽しめるのだ。

 また地味な点ではあるが,シームレスバトルがブラッシュアップされたのも嬉しいところ。
 これまでのシリーズでは,街中でギャングやヤクザに絡まれた際,バトル前に会話文章が表示され,ゲームのテンポを乱される感じがあった。「5」ではそれがなくなり,ボイスのみの自然な演出になったことで戦闘への突入がよりスムーズになり,今まで感じていたストレスが大きく軽減されている。


クライマックスヒートは,特殊な条件を整えることで発動できる一発逆転の大技だ














かなりの大人数を相手に立ち回る場面もある。冴島の場合,その怪力を存分に発揮できるだろう









街で遭遇する出来事から新たな技を閃く“天啓”も,今作ではドラマ仕立てになっている。また,バトル中に閃く天啓も追加された


 ちなみに当然といえば当然だが,主人公の中で遥だけは,剣呑なオーラで満ち満ちている男衆のように,街中で突然絡まれるようなことはない。
 殴り合いではなく“ダンスバトル”でライバル達と競い合うというスタイルで,蒼天堀の各所にいるダンサーにダンスバトルを申し込み“表現力”を磨いていくのだ。基本的にはリズムゲームとなっていて,フレームに流れてくるボタンをタイミングよく押していくというシステムだ。
 ただし,バトル中に一定回数発生する“ジャッジ”によってマイナスの判定を受けたダンサーが体力を失ったり,体力を回復したりする。また,ライバルの妨害などさまざまな効果を持った“ダンスヒート”を発動できるというように,ダンスとはいっても,「龍が如く」らしい工夫が随所に見えるものになっている。


大阪は日本のストリートダンス発祥の地と言われている。蒼天堀にも数多くのダンサーが集まっており,ヒップホップ・ハウス・ジャズ・ロックそしてアイドルと,楽曲のジャンルはさまざまだ























 なお,主人公達にさまざまな「教え」を授けてくれる“師匠”の面々にも注目したい。新たな技の獲得や食事による能力の底上げなど,ゲーム中ではさまざまな場面で師匠の世話になるはずだ。
 かつて桐生を鍛えてくれた古牧宗太郎の孫である「古牧宗介」,その身に“山の神”を宿す不思議な老人「天童」,彼女いない歴35年で自称貴族の末裔「綾小路獅子」,そして実在する有名料理人の川越達也氏をモデルにした「シェフ・タツヤ」といった,個性の濃すぎる新キャラ達が,師匠として登場する。
 もちろん,元傭兵「西郷大二郎」や“インナーファイター”の開発者である「ドクター南田」など,過去シリーズに登場した面々も健在だ。





桐生編の新師匠「古牧宗介」。チャラチャラした格好と言動からは想像もつかないほどの実力を持っている


冴島編の新師匠「天童」。山の神を身に宿し,火の玉や雪崩,霊魂など不思議な力を操る




品田編の新師匠「綾小路獅子」。見た目によらず武器の扱いはうまいが35歳無職。zipを欲しがったりはしない


各都市で主人公達と出会う有名シェフ。ご当地グルメを紹介することで,食事のちょっとしたコツを教えてくれる。常にドヤ顔




語り尽くせない“遊び”へのこだわり

 「龍が如く」シリーズを100%楽しむなら,街中に点在する“プレイスポット”の存在は外せない。施設ではさまざまなミニゲームを楽しむことができ,各都市の特色を生かした“ご当地ミニゲーム”も用意されている。





 さらに,作中のゲームセンター「クラブセガ」では,「バーチャファイター2」と「太鼓の達人」が遊べるようになったのも,ゲーマー的には特筆しておきたいところである。
 ちなみに「バーチャファイター2」ではバージョン2.0と2.1が用意され,オンライン/オフライン※での2P対戦にも対応している。また,「太鼓の達人」では,「マッピー音頭」「虹色・夢色・太鼓色」「新世界より」といった曲をプレイでき,2P対戦※も可能だ

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